2008年5月18日日曜日

告白 / 町田康

思弁的であるがゆえストレートに感情を表現できず、自分自身を異質なものとして常に孤独だった主人公の熊太郎。
熊太郎の思考は、最後の最後に間違いを犯してしまい、あまりにも悲惨な結末を迎えます。
間違いは最後の最後だけ。それまでは正しくはないけれど間違ってはいないような気がします。

読み返すのにハードカバーはきついなぁと思っていたら、文庫が出ていたので買いました。

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