ストーリーそのものはたいしたことありません。
エリザベス役のケイト・ブランシェットの演技を見るべき映画でしょう。
チラシを見ると、『大スペクタクル!!スペイン無敵艦隊との、国の存亡を賭けた壮絶なバトル!』などと書かれていますが、この映画の見所はそんなところではまったくありません。
イングランド女王であるエリザベスの、凄まじいまでのプライドと、その裏側にある孤独感を見事に演じきるケイト・ブランシェット!!!
見所は間違いなくここです!!!
巷に溢れる、安易に涙を誘うような薄っぺらなものではなく、人間の孤独に対する根源的な恐怖や、自己嫌悪を催すような自意識を突き抜けた先にある献身的な愛情というものをこの映画は表現しています。
その表現に対して、涙できるのか・・・この映画の評価はそこにかかっています。
とりあえず、オトナの映画といえるでしょう。
(精神的)コドモは観るな!!!もったいない。
試写会場で私の隣の男性は、開映直後、眠ってました。
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