ワゴンに澤野工房のCDが並べられ、大きなPOPには「名盤」とか「激レア盤」などの文字が・・・。
私はそういう言葉にとても弱いのです。
ワゴン内に置いてあった小さなカタログを見ると、どうやらヨーロピアンジャズというジャンルのよう。JAZZは聴きますが、ヨーロピアンジャズというのはこれまで無縁でした(ちなみに澤野工房の存在も知りませんでした)。
試しになにか一枚買ってみるか!ということで購入したのが『Michael Naura Quintet(ミハエル・ナウラ・クインテット)』です。
いままで聴いてきたJAZZが「ウィスキーのオン・ザ・ロック」なら、これは「ワイン」です。なんかオシャレです。私は、演奏者のアドリブがぶつかりあい、聴いているだけで汗が出る!という(もちろん全部が全部そうではありませんが・・・)JAZZを好んで聴いてきたんだなぁと、このCDで認識しました。
これは、汗がひきます。スーッと。そういう効果を上げているのがvibの音です。都会的というか硬質というか、大理石をさわっているような感覚がつきまといます。
で、最初に聴いた感想は「イマイチ・・・」。
でも、聴き続けましたよ。しつこく。何度も。
それで最近は少し良さがわかってきたかな。なんというか、繊細さを楽しむべきなんでしょうね、たぶん。自信ないですけど。
「ウィスキー」がいきなりガツンと頭にくる感覚なら、「ワイン」はしばらくしてから足にくるということでしょうか。
引き続き聴いてみたいと思います。
当日購入予定だったCDは結局買わずじまいでした。
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