本当に久しぶりにMUSIC MAGAZINEを買いました。
昔はよく(というか毎月欠かさず)買っていましたが、10年程前から買わなくなりました。
では、なぜ今回購入したのか。それはサザンオールスターズが特集に組まれていたからです。
MMの中でも再三触れられていますが、ザ・ベストテンで新宿ロフトからの生中継があった時もリアルタイムで観ていて、かなり衝撃を受けたのを記憶しています。
巷ではサザンの活動休止を惜しむ声が多いようですが、私はサザンはもっと早い時期に解散(あえて活動休止とは言いません)するべきだったと思っています。
MMでは(予想通り)『KAMAKURA』でひとつのピークを迎えたような捉え方をしていますが、ホントにそうですかねぇ~。もっと早い時期なんじゃないですか?
私は『NUDE MAN』がまぎれもなくピークだと思っています。
だって次にリリースされた『綺麗』を聴いた時はかなりズッコケましたよ。『NUDE MAN』は何度聴いても飽きませんでしたが、『綺麗』は何度聴いても良さがわかりませんでした。多分今聴いても同じだと思います。
『KAMAKURA』も結構聴きましたけどそんなにいいですかね~。当時流行っていた音楽を取り込んだだけじゃないですか?
それ以降もTVやラジオで流れるサザンを聴いて心を動かされることはありませんでした。
つまり、『NUDE MAN』の時点で桑田はやりたいことを一通りやり終えてしまったのではないか、と私は思っています。それが聴き手に伝わっているのではないかと。
リトル・フィートやエリック・クラプトンを下敷きにしていたサザンの音楽は『NUDE MAN』以降は聴くことができません。時代と並走しているだけです。
日本語を無理やり英語にしてロックを演る!桑田はそれがしたかっただけだと私は思っています。
そして、それは『NUDE MAN』で達成してしまった。ちょっと強引ですかね。
そんな私が一番好きなサザンの曲は『涙のアベニュー』です。
これは、デレク&ドミノスの『Bell Bottom Blues』が下敷きになってますよね。